2010年 04月 09日
木造住宅の片流れ屋根の魅力 |
デザイン上シャープな感じのする片流れ屋根。しかも室内はロフトや物置、或いはハイサイドライトの演出や室内空間の広がりなどを得る事が出来ます。
構造的には小屋梁、小屋束、母屋が省略される事が多いです。
水平の梁が無いため屋根勾配に沿った登り梁架構となります。
この場合登り梁を受ける柱は屋根の垂直荷重(上から下にかかる力=重さ)でだけではなく外側に広がろうとする力(スラスト)がかかって来ます。
それに耐えうる工夫が必要となってきます。
方法としては
①屋根面の剛性を高める(屋根面がたわむことによってそれを受ける柱が外側へ広がろうとするので、たわまないようにします)
例
主に構造用合板(24mm)を有効に登り梁に釘(N50以上ピッチ150以下)打ちする(ピッチ間隔を狭めたり、ボンドを併用したりする、また受け材に対して釘打ちの縁空きや精度を高めます)
②登り梁を受ける棟木、桁の剛性を高める(巾を広くする、成を高くする、鋼材で補強するなど。
③小屋梁(水平部材)を入れる(室内天井部に飛び梁が出てくる。工夫次第で美しい架構となります)。
20436098
構造的には小屋梁、小屋束、母屋が省略される事が多いです。
水平の梁が無いため屋根勾配に沿った登り梁架構となります。
この場合登り梁を受ける柱は屋根の垂直荷重(上から下にかかる力=重さ)でだけではなく外側に広がろうとする力(スラスト)がかかって来ます。
それに耐えうる工夫が必要となってきます。
方法としては
①屋根面の剛性を高める(屋根面がたわむことによってそれを受ける柱が外側へ広がろうとするので、たわまないようにします)
例
主に構造用合板(24mm)を有効に登り梁に釘(N50以上ピッチ150以下)打ちする(ピッチ間隔を狭めたり、ボンドを併用したりする、また受け材に対して釘打ちの縁空きや精度を高めます)
②登り梁を受ける棟木、桁の剛性を高める(巾を広くする、成を高くする、鋼材で補強するなど。
③小屋梁(水平部材)を入れる(室内天井部に飛び梁が出てくる。工夫次第で美しい架構となります)。
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by human_house
| 2010-04-09 09:10
| 構造